韓国はかつて、家族と結婚が人生の重要なステージとされてきた国です!!
ですが、最近その状況は大きく変わりつつあります
急速に進む少子化とともに、未婚率の上昇が社会問題として浮上しています
そこで今回は、韓国の未婚率が上昇している背景と、その理由について詳しく解説しますねっ!
現代韓国のリアルな現状を一緒に見ていきましょう
韓国人の”未婚率”は?
結婚しない人が増えている韓国。
ちなみに日本の国勢調査による未婚率は全世代において男性は28%、女性は18%(2020年時点)となっています。
日本でも結婚しない人生を選択する人が増えていますが、韓国はそんな日本を超える未婚率となっています
少子化問題も深刻に…
結婚しない人が増えるとともに問題となっているのが出生率の低下。
韓国の2023年時点の出生率は0.72となっており、8年連続で過去最低を更新し続けています
出生率が1を下回っているのは経済協力開発機構(OECD)加盟国の中では韓国のみ!
先進国の中でもトップクラスの少子化となっており、韓国の大きな社会問題となっています
韓国人が結婚しない理由
では、そもそも韓国人が結婚に消極的になってしまう原因はなんなのでしょうか
特に若い世代の韓国人たちが結婚を選ばない主な理由についてご紹介していきます
お金がないから
物価の高騰などから、韓国の結婚後の生活に必要なお金はどんどん増えています
その影響もあり金銭的な理由から結婚に消極的な人が増えているそうです
結婚資金の不足を挙げるのは主に男性。韓国では新郎側が家を準備し、新婦側が家具を準備するという慣習があります
これは絶対ではありませんが、今でも男性が家を用意すべきだと考える方が多いようです
ただ、近年韓国の不動産価格は高くなるばかり。若い世代で新居を購入するのが難しくなっているようです
結婚の必要性を感じないから
価値観の多様化も未婚率を上げる要因になっています
男女が結婚しなくても一緒に暮らすことは可能で、特に結婚の必要性を感じないという意見も多いようです。
実際、韓国では離婚はマイナスのイメージになることが多く、籍を入れることに韓国人はかなり慎重です
結婚式を挙げてから婚姻届を提出する夫婦も多く、中には子供ができてから籍を入れることも!
結婚してしまうと家族同士の付き合いが発生したり、子供を早く作れと言われたりと夫婦にとって煩わしいことが増えるのも事実。それならばカップルのままでいようと考える人も多いみたいです
出産と育児が負担だから
女性が結婚しない理由として挙げられるのが出産と子育てです
女性の社会進出が進むなかで、結婚をし出産・子育てをすることでキャリアが断絶してしまうのがネックになっています。
韓国でも共働き夫婦が増えていますが、女性が出産後にフルタイムで同じように働ける人はすくなく、どうしても制約が出てきてしまいます
過酷な受験戦争に勝ち抜き、企業に入り、真面目に働いてきたこれまでの経歴を結婚によって崩したくないという気持ちから結婚を望まないケースが増えてきているようです
結婚しない人が増えた韓国での変化
結婚しないという選択をする人が増え、単身世帯が増加する中で韓国社会にも変化が起きています。
一人向けサービスの充実
ファミリー向けの商品やサービスの需要が低下し、反対におひとり様向けの商品やサービスの需要が高まりを見せています
例えば、韓国では昔から大型の家具が好まれてきましたが、最近では単身世帯でも使いやすいコンパクトな家具が多く販売されるように。
一人暮らし向けの家具の需要が高まっており、日本の大手家具メーカーも韓国へ進出し好評を得ています
また、一人ご飯できる飲食店もここ数年どんどん増えています。一人前の料理やおひとり様向けのカウンター席の需要が高まり、おひとり様専門店もよくみられるようになりました
結婚しなければ「非婚手当」が出る企業も!?
また、「結婚祝い金」をもらえる結婚している社員との不公平感を解消するために、希望者には「非婚手当」を支給している会社もあるそうです
これは多様性を認める社風のアピールの一環になっているそうですが、優秀な人材の確保にも繋がっているとのこと。
一部では「非婚手当」は単身世帯の増加を促すのでは?と否定的な声が上がっていましたが、若い世代の経済的な安定に繋がり、最終的に結婚に繋がる可能性もあると専門家はその意見を述べています
まとめ
今回は「韓国人が結婚しない理由」について詳しくご紹介しました。
日本を上回る未婚率を誇る韓国。結婚しない理由を見てみると韓国のリアルな現状が浮き彫りになってきますね。
少子化問題も深刻になっていますが、これから韓国はどのように変化していくのか見守っていきましょう。
以上っ
最後まで読んでいただきありがとうございました