前回は、今年僕がハマっているPrime Videoの韓国ドラマについて紹介しましたが、今回は映画です
ドラマでさえ映画なみの規模で制作されることが多い韓国エンタメ業界
映画のクオリティもハリウッドに負けず劣らずで、様々な賞を授受している作品がたくさんありますっ
今回はその中からほんの一部ではありますが、僕がハマった映画について紹介します
全てPrime Videoで見ることができるので、気になる作品はレンタルしてみてください♪
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【Prime Video】2021年最新おすすめ “韓国映画5選“
ドラマ紹介の記事と同様、今回は以前の映画紹介記事ではまとめきれなかった作品を一気に5つ紹介していきます
韓国映画を食わず嫌いでまだ見れていない人、興味はあるけどどれから見たらいいか分からないという人は、ぜひ参考にしてみてくださいっ!
Prime Videoで視聴できる韓国映画:ラスト・プリンセス
「8月のクリスマス」や「四月の雪」など、日本でも人気の高い作品を数多く生み出すホ・ジノ監督が手掛けたのは、日本統治時代の韓国で歴史に翻弄され日本へ渡った実在の皇女「徳恵翁主(トッケオンジュ)」の人生を基に映画化したもの
主役となる徳恵翁主を演じるのは、「四月の雪」でもタッグを組んで気心の知れた関係であるソン・イェジン
近年は韓国での反日教育が問題視されていたり、日本でも未だに嫌韓主義の人がいたりと国交でのいざこざが絶えないですが、みんな激しすぎる時代の流れに飲み込まれた被害者の一員なんですよね(なんかリアルだなー)
どっちが悪いという考えは捨てて、今こうして平和に生きていることに感謝したくなる映画です
日本が全体的に悪役として描かれるけど
半日の意図はないってちゃんと言ってるからね
「ラスト・プリンセス」の見どころ①:ソン・イエジンの熱量
激動の時代。日韓併合の悲劇の中でその運命を全て背負いながら、奇跡の生還を果たした徳恵翁主
史実では重度の精神疾患をも患ったとされる彼女の生涯を表現することは、生半可な演技力ではできません
予告編だけでも、感情の緩急が凄まじいイェジンの圧巻の演技力を垣間見ることができます
政略結婚をさせられ、母国へ帰る自由を奪われた彼女の悲痛な心を全てさらけ出す姿は、痛々しくも美しい映像に仕上がっています
<「ラスト・プリンセス」の見どころ②:徹底的に再現された100年前の風景
徳恵翁主が生まれたのは1912年
日本ではちょうど明治から大正に変わった年でした
この時代風景が馴染み深い例でいうと、鬼滅の刃で描かれる時代がだいたい同じぐらいですね
伝統と西洋文化の入り混ったカオスな世界観は、大戦によって世界中が変革を迎えた時代を象徴しています
「ラスト・プリンセス」の見どころ③:ご都合主義は許さないストーリー
国を背負って日本へ行き、なんやかんやあって気がついたら帰ってこれた!なんてご都合主義な展開では、ただ留学先で恋愛した女の子の話になってしまいます
逆境に次ぐ逆境の展開が徳恵翁主の心を蝕み、見る者の心を締め付けていきます
日本にも母国にも見放された彼女に待ち受けるラストを見たあとは、正直どっと疲れてしまいました
それぐらい視聴者の体力も要求される映画です(なんか途中見るのもしんどくなったな(笑))
報われないことが多すぎてほんと見てるのが辛くなるんだけど
一応史実に基づいてるんだもんね
ラスト・プリンセスを見た感想
ラストプリンセスやっと観た。。
引用元:Twitter-@fulloflaugh_bj
イェジンしの、皇女としての気高さや民族の誇りの中に見える儚さが素晴らしくてポスター見ただけで涙が出る。
あの時代について知らないことが多すぎる、今享受している自由や平和がどれほど多くの人の苦労や犠牲と地続きなのか忘れたらいけない、本当に。
録画してた「ラスト•プリンセス」を見た。
引用元:Twitter-@0920ysa
統治後、長い間日本に住むことになった皇女の生涯の話。フィクションの部分があるとあったけど色々考えさせられた
それにしても、ソンイェジンの演技上手すぎて
ラストプリンセス見た
引用元:Twitter-@black99guardian
空港での出迎えのシーンで号泣した
そして
誇張されてるとしてもこういった歴史の徹底教育によって根底では推しと相容れないのだとしたら死ぬほど哀しくて また泣いた
あくまでフィクションだということを忘れずに
「日本で公開できるか分からなかった」とホ・ジノ監督がインタビューで答えていたのも頷けるぐらい、この映画では日本人のほとんどが悪として描かれます
もちろん日本が韓国を統治し、非人間的な行いをしていたことは事実として残っていますが、それで日本人全員が悪いとイメージは持ってほしくないということも明言しています
なのでこの映画をそのまま素直に受け取って、日本を悪く言う韓国は許せないという考えも持ってほしくないですね
あくまでフィクションであって、バットマンのジョーカー的な立ち位置として物語を盛り上げる要素に使っただけなので、事実は事実として反省しつつ、エンタメはエンタメとして楽しみましょう
Prime Videoで視聴できる韓国映画:タクシー運転手 約束は海を越えて
1980年に起こった光州事件を世界へ伝えたドイツ人記者と、彼を現場まで送り届けることとなったタクシー運転手の実話を基に描かれた物語
有り体に言うと「奇跡体験アンビリバボー」の再現ドラマで出てくるような物語をそのまま映画にしたようなストーリーなんですけど、コメディ要素を巧みに織り交ぜながら感動させる映画に仕上がっています
タクシー運転手マンソプを務めるユ・ヘジンは、「コンフィデンシャル/共助」で見せたコミカルとシリアスのバランスが絶妙なキャラクターを演じていて、さすがの安心感
ドイツ人記者を演じたトーマス・クレッチマンは、「戦場のピアニスト」や「ヒトラー 最後の12日間」などリアルな演技で定評があり、今回も歴史的事件が起こった混乱の最中に実在した人物を演じます
「タクシー運転手 約束は海を越えて」の見どころ①:ソン・ガンホがはまり役
とにかくソン・ガンホがはまり役です(パラサイトの時とはぜんっっぜ違った)
どれだけセットが1980年を再現していたとしても、巧みな脚本が練られていたとしても、彼の独特なキャラクターがなければ成立しない作品だといえます
本作品を手掛けたチャン・フン監督とは「義兄弟 SECRET REUNION」でも制作を共にしていて、マンソプは彼の特徴を反映したキャラクターに仕上がっています
飄々としていて一見無責任なオヤジだけど、実は子供思いで正義感が強い男
そんなギャップを絶妙な塩梅で両立させられる俳優は、この人以外になかなかいないですよね
修理代を値切ったり物知りだったりパワフルな感じが
どことなくこち亀の両さんみたいだよね
「タクシー運転手 約束は海を越えて」の見どころ②:迫真の光州事件シーン
光州事件が起こったシーンのリアリティは、邦画でもハリウッドでもなかなか見られないものがあります
これが戦争だったりもっと規模の大きいものであればCGで壮大に描くところですけど、人と人がぶつかり合うクーデターにそんな誤魔化しはききません
240人が死亡したという凄惨な大規模クーデターの様子を扱った映画はこれまでにも多く作られてきましたが、それらの作品と異なるのは、異常な状況の中で真っ当な常識や道理を通している点にあります
そのため韓国最大の悲劇的な事件を描く中でも、この映画を通して何を伝えたいのかということが顕著に表れてたと思います
「タクシー運転手 約束は海を越えて」の見どころ③:本人が当時を振り返る
実際にこの映画モデルとなったドイツ人記者が、映画の最後で当時の回想を語ります
それはこの物語に大げさな脚色がなく、事実を忠実に踏襲した映画だということを証明しているといえますよね
彼と運命を共にした運転手の真実を本人の口から聞いて、まさかエンドロールで泣くことになるとは思いませんでした
この映画の重要性を改めて感じさせる重要な部分です(エンドロール含めて見てほしいっ)
「タクシー運転手 約束は海を越えて」を見た感想
韓国映画を見始めて最初のころに観た作品のひとつですが、本当に良かったので未視聴の方はおすすめ。韓国民主の人民蜂起となった光州事件を題材にした社会派作品です。字幕と吹き替え両方ある!
引用元:Twitter-@kakari01
今の韓国はこういう映画も作れるんだということ。実際の光州での弾圧はこの映画で描かれているよりさらに数段酷いものだったようだが。いずれにしろ一度見るべき内容。
引用元:Twitter-@akinori130
昨日はギャオで韓国映画のタクシー運転手というのを観た。実に良かった。何で韓国ではこんな映画が撮れるんだろう。そうそう、なぜネトフリやアマプラではなくギャオなのかというと韓国映画が充実しているから。世界で一番面白いと思う。17年経っても変わらない。中国朝鮮族の李さんも同じ意見だった。
引用元:Twitter-@sakuraishinya
現代詩の教材としても扱われる良作
光州事件を描いた作品は悲劇的な描写に焦点を絞ったものが多い中、この作品は事件の様子を少しマイルドに抑え、その中で生きた人間の様子や感情をリアルに切り取ることに力を入れました
歴史の中で起こった出来事をただの年表として見るのではなく、そこには血の通った人間ドラマがあったことが分かるため、授業の課題として見せる学校もあるようです
コロナ禍を生き、命の危険と隣合わせであるということが感覚的に麻痺しかけている今の日本人こそ、見た方がいい映画だと思います
Prime Videoで視聴できる韓国映画:エクストリーム・ジョブ
続いて紹介するのは、「王になった男」「7番房の奇跡」のリュ・スンリョンが、大人気フライドチキン店を経営することになった麻薬捜査官を演じ、まさかのイ・ビョンホンがメガホンを取ったコメディ作品
努力になかなか実績が伴わなず解散の危機を迎えている麻薬班
国際犯罪組織の国内麻薬密搬入情報を手に入れたコ班長は、チャン刑事、マ刑事、ヨンホ、ジェフンの4人とともに潜伏捜査をすることになります
「エクストリーム・ジョブ」の見どころ①:テンポの良いアクション・コメディ
実績をあげられず崖っぷちの捜査官たちが、閉業したお店を買い取って昼はフライドチキン店、よるは潜入捜査官として活躍するアクションコメディ
ストーリーのテンポがよく、それこそ揚げたてのフライドチキンのようにサクッと見られます
カモフラージュのために立ち上げたお店が予想外に大繁盛して、だんだんどっちが本業なのか分からなくなっていったり
主役は刑事ですけど、作品のテイストとしてはオーシャンズシリーズやバンク・ジョブみたいな雰囲気で、潜入捜査という設定も相まってクライムもののようにも見えます
「エクストリーム・ジョブ」の見どころ②:アクションはガチ
仕事熱心がゆえに間の抜けた行動をすることが多い登場人物ですけど、アクションシーンはかなり本格的です(カッコイイシーンもあるね)
なんといっても監督はハリウッドでもアクション経験が豊富なイ・ビョンホン(さすが)
世界に通用する映画を作るためには手を抜きません
MARVELシリーズのようにCGを駆使して見せ場をスローモーションにするようなものではなく、早回しのようにスピーディーな昔ながらのアクションが爽快です
「エクストリーム・ジョブ」の見どころ③:悪役が魅力的
悪役に魅力を感じる映画は良作だというセオリーがありますが、この作品もその一つといえます
「悪女」や「トンマッコルへようこそ」などで知られるシン・ハギュンが、日本でいうリリー・フランキーのような狂気とユーモアを織り交ぜた麻薬組織のボスを怪演
品格を感じさせる見栄えとサイコな行動のコントラストが秀逸な上、ところどころギャグを織り交ぜてくるあたりが憎めなくて、主人公を食ってしまうぐらいの存在感を放っています
他の作品でも悪役やってるけど、こういう癖の強い役が似合いすぎる
根が優しい感じもあってほんと憎めない
「エクストリーム・ジョブ」を見た感想
コメディ映画なので、有り得ない設定にはなりますが、何事にも真剣に取組む姿勢に好感が持てる
引用元:Twitter-@pop_takakosakai
個人的には、爆笑とはいきませんでしたが、アクションシーンは見応えが有りました
今更やけどネトフリでエクストリーム・ジョブ観た! めっちゃ面白かった〜いいはずしがいっぱいあってストレスがなかった…そして唐揚げ食べたい つらい
引用元:Twitter-@suzukitsuta
昨夜オススメの映画を募集して一発目「エクストリーム・ジョブ」視聴(オススメされると素直に観る)。 面白かった!!
引用元:Twitter-@Nyari8280
終始「ククッ」と忍び笑いしてたけどクライマックスの班長のセリフ「撃て」で爆笑してしまった(女性刑事さん意外だったな…)。吹替版ではなく字幕版を選んだのも良かったかも
誰でも楽しめる超娯楽作!
テンポの良さと爽快なアクション、巧みなストーリーには隙がなく、見た人全員が「めっちゃ面白かった」と言える娯楽作です
フライドチキン店というチョイスも地味に韓国らしさをアピールしているポイントで、実は韓国のチキン屋さんって日本のローソン・セブイレ・ファミマ・マックを全て合わせた数より多いんです
それだけ国内でしのぎを削り合っている業界で他店を押しのけ、カモフラージュのために立ち上げたお店が大繁盛しているというのも、コメディ要素として成立しているんですよね笑
この映画のためにレシピを開発したという「水原カルビチキン」も完全に飯テロ案件で、仕事で疲れた時にふと見てみると元気を貰える作品です
Prime Videoで視聴できる韓国映画:泣く男
アジョシを手掛けたイ・ジョンボム監督によるヒューマン・サスペンス「泣く男」は、最後の方までなかなか救いがなく、強い孤独感を感じる映画です
幼い頃に親から捨てられ、中国系犯罪組織で殺し屋として育てられたチャン・ドンゴン演じるゴンは、アメリカでの失敗を引きずり続けた結果追い打ちをかけるような任務を背負うことになります
これが最後の仕事だと標的を追って祖国韓国へ赴いたゴン
彼を待ち受けていたのは幼い頃のあまりにも切ない過去と、組織に差し向けられた刺客との凄惨な戦いでした
泣く男の見どころ①:血みどろのアクション
「アジョシ」の遺伝子を引き継いでいるだけあり、アクションには一切の誤魔化しなし
銃撃戦も肉弾戦も鮮烈さの極みといえ、ラストの方では血まみれのバトルが繰り広げられます(ここの迫力が半端ない)
そこには娯楽映画にあるような爽快さはなく、常に重たい悲しみを背負っている様子が感じ取れます
泣く男の見どころ②:チャン・ドンゴンの名演
人生に疲れた殺し屋を演じるチャン・ドンゴンの演技は見ものです
自分の罪に押しつぶされながら孤独に生きる男を抑制の効いた演技で表現し、アクションシーンになると狂犬のように立ち回ります
引き締まった肉体美を見せつけながらも、3日ぐらい寝ていないような疲れを伺わせる表情は、見る者に得も言われぬ緊張感を与えます
泣く男の見どころ③:ハードボイルドを凝縮した脚本
自分の犯した罪による責任を背負い、悲しみに苛まれながらも、裏切られた組織に立ち向かってゆく男
これぞハードボイルドという要素をこれでもかと詰め込んだ脚本を演じるチャン・ドンゴンは、まさに男が惚れる男といった感じ
日常で目にしたら怖くて引いてしまうタトゥーも、映画の中だとかっこよく見えてしまうんですよね
主人公のセリフ回しや画面全体の暗い雰囲気など、いちいち痺れるポイントが満載です
「泣く男」を見た感想
泣く男
引用元:Twitter-@ryu0641051
チャン・ドンゴンのアクション映画
韓国映画のアクションは大好き!!
春日部の映画館でみた思い出。
銃を持つ佇まいがカッコいいんだよな〜
今日は『泣く男』を観ました‼
引用元:Twitter-@NOMARU_ROCK
また最高に面白い映画を見つけてしまった‼
肉弾戦がリアルかつスピーディーな感じでめちゃくちゃかっこよかった!
ストーリーも面白すぎました‼
でも女の子が撃たれたり男の子が車から蹴り落とされるシーン目を背けたくなりました。
『俺はただ疲れてる』
朝から『泣く男』を観てましたが、悲哀溢れる男が出てくる映画はどツボなんですよ。悲しみを背負った男っていうのに惹かれるんでしょうねぇ…
こんな凶悪な表情ですが、誤って少女を撃ち殺してしまった罪悪感から酒に溺れ自堕落な生活を送ってる、根は優しい男なんです。
引用元:Twitter-@d4c_69
見ている自分がかっこいい気分になる映画
ハードボイルド系の映画って、自分の姿を主人公と重ね合わせて主観的に見ることが多いと思うんですよ
コメディとかであれば「こいつバカだなぁ笑」とか思いながら見るけど、どちらかというとFPSのゲームをしている感覚に近いですよね
そういうジャンルの映画では、どれだけ主人公がかっこよく見えるかというのが大事だと思うんです(ってかそこめちゃくちゃ重要視してます)
その点においてこの作品は完璧ですよね!
全体的に暗いトーンで程よくバイオレンスな描写があり、西島秀俊っぽい雰囲気もあるチャン・ドンゴンのルックスが文句なしにかっこいい
ショットバーのテレビにミュートで流れていても絶妙にマッチしますし、ウィスキーでも飲んでいようものなら気分は完全に探偵です(お酒弱いんですけどねっ)
ただ、宣伝ポスターが半裸に黒スキニーってだけで江頭2:50とコラボするのってどうなんだろう・・・
Prime Videoで視聴できる韓国映画:悪女 AKUJO
女暗殺者の壮絶なバトルを描いた新感覚アクションドラマです
「22年目の告白 私が殺人犯です」としてリメイクされた映画「殺人の告白」で知られるチョン・ビョンギル監督が手がけ、「乾き」のキム・オクビンが主人公を演じ、海外でも熱狂の渦を生み出しました
「ジョン・ウィック」や「ザ・レイド」が好きな人なら間違いなくハマる、異次元のアクションがノンストップで展開される映画で、124分の上映時間が半分以下に感じるぐらいのスピード感が特徴的です
「悪女 AKUJO」の見どころ①:7分間に及ぶ長回しFPSアクション
まず挙げられる見どころはなんといっても、業界を騒然とさせたFPS風の長回しアクション
主観目線のカメラワークで、画面には主人公の手だけが映り込み、様々なジャンルのアクションを約7分間に及ぶワンカットで繰り広げます
You Tubeの予告でアップされたこのシーンは話題騒然(プレステのゴールデンアイみたい)
この手法で有名なものには「ハードコア」などがありますが、いわゆる実験的な感じではなく、観客が本当に殺し屋になった気分になるよう絶妙なリズムでアクションが展開されます
こういうジャンルの場合は全編に渡ってFPS視点で物語を追いがちですが、それでは表現が単調になってしまうというリスクも分かっていて、これまたかなり斬新な手法で3人称視点に切り替わります
加えて、こういう演出では屈強な男が主人公であることがほとんどですが、息切れする声が女性だというところでまず驚かされます
女性一人に大量の敵が襲いかかり、バッタバッタと敵がなぎ倒されてゆく様は痛快そのもの
このシーンを見るだけでもお金を払う価値があります(マジで)
「悪女 AKUJO」の見どころ②:スタイリッシュなソードアクション
メリハリのあるスタイリッシュなアクションに定評のあるチョン・ビョンギル監督
その作品では刀を使い、「ブレイド」や「キル・ビル」などを彷彿とさせるしなやかなアクションが魅力的です
特に主人公を女性にしたというのも成功の一因で、力ではなくなめらかな動きで相手を制圧する様が芸術的に表現されています
見どころ③:登場人物の一人かのようなカメラワーク
この映画でアクション以外にも特徴的なのが、登場人物の一人として立ち回っているかのようなカメラワークです
主人公のスクヒが体験する出来事では手持ちカメラが多用され、それ以外のシーンではいわゆる映画敵なパン撮影がほとんど
スクヒが新しい身分の人間を演じている平穏な場面でも同様です
しかし、彼女がスクヒ自身として敵と対峙するアクションシーンでは至近距離でカメラが動き回り、落下シーンでも一緒に落ちてゆくという徹底ぶり
バイクに乗りながら戦うシーンではどうやって撮影してんだろうって感じで、キアヌ・リーヴス主演「ジョン・ウィック パラベラム」でもその手法がそのまま取り入れられたほど!
ただ単にトリッキーな映像を見せるだけでなく、観客自身が主人公になったような感覚をもたらす効果を最大限に発揮するためにメリハリを付けていることが分かります
「悪女 AKUJO」を見た感想
そういや前から見たかった韓国映画の「悪女/AKUJO」を見た。映画自体も結構良かったが、何よりクォン部長がカッコ良すぎたなあ。この人主役の映画が見たい。
引用元:Twitter-@buruzer
今見終わった映画
引用元:Twitter-@MARIN_MAC
★悪女 AKUJO 2017年の韓国アクション映画 題名で悪女とは思えない 悲しい女の物語って感じ。 激しいアクションは素晴らしい
どの男を信じるか… 真実の愛はいかに… やっぱり態度で示して欲しい。 最近観る映画にハズレが無い。
最初からずっとハラハラドキドキ良かった!
韓国映画『悪女/AKUJO』話題のカメラアングルに目が回る。容赦の無い斬新なアクションシーンを無我夢中で追う。シン・ハギュンの存在感、チョ・ウンジのしたたかさ、ソンジュンの柔らかさ、キム・ソヒョンの聡明さがヒロインのキム・オクビンを支える。友情出演のチョン・ヘギュンのいかがわしさ満点!
引用元:Twitter-@mipo_fokmds09
イケメン監視役との恋にも注目!
スクヒに惹かれ、監視役として彼女を見守るヒョンスを演じるソンジュンは、パリコレモデル出身の超イケメン!
最初は近づき方が不器用で怪しまれていた彼でしたが、徐々に惹かれ合って二人は夫婦としての関係を持つことになります
もちろん組織の指示で築かれた関係なのですが、本心としてスクヒを愛し、任務としての関係に葛藤するヒョンスの姿は、女性の心を鷲掴みにします
子供好きで優しい雰囲気もあって
不器用だけど気遣いしてる感じがかわいい!
今年軍隊を除隊して俳優に復帰した彼は、オムニバスドラマ「怪奇マンション:THE ORIGINAL」で全てのストーリーに出演する作家役を演じます
公開を待ちましょう!
Prime Videoで見れる視聴できる韓国映画は、ハリウッドも注目する作品が目白押し!
先述したように、韓国映画の中にもハリウッドで撮影手法が取り入れられたり、リメイクされる作品もたくさんあります
「オールドボーイ」などは代表的なところですね
韓国映画というとアイドル系の美男美女がラブコメをしているものを想像する人も多いかも知れないですけど、蓋を開けてみると日本と比べてかなり体当たりな作品が多いことが分かると思います
日本には兵役制度なんてないですし、鍛えられ方が違うっていうのもあるかも知れないですね
時たま世界の映画を牽引していくような作品がひょこっと現れるので、流行の最先端を追いかけたい人は韓国映画にのめり込んでみた方がいいですよ笑
以上っ
最後まで読んでいただきありがとうございました
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