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韓国の伝統家屋「韓屋(ハノク)」って?特徴や魅力をご紹介!

「韓流ドラマの歴史ものとかでよく見る、韓屋(ハノク)がどんなモノか知りたいっ!」

って人いますよね(韓国好きなら)

韓国の伝統家屋である「韓屋(ハノク)」

最近、韓国では韓屋をリノベーションしたカフェやレストランがめちゃくちゃ流行中ですっ!

韓国好きな方の中には、韓屋に興味があるという人も多いんじゃねっ?と思っていますので、今回は韓屋について詳しく紹介していきます!

知られざる韓屋の魅力や特徴、歴史を深堀りしていきますね

面白い工夫と先人の知恵がたくさん詰め込まれた「韓屋」は、超興味深い建物なので気になる人は参考にしてみてください

韓屋(ハノク)の特徴

韓国の昔ながらの住居である「韓屋」!

シンプルな作りに見えて、実は韓国の生活スタイルや気候に対応できるよう、さまざまな工夫がされているんです!

カンタンに言うと、

  • 自然の材料で作られている
  • オンドル施設がある
  • 夏は涼しい

の3つです

その特徴を分かりやすく紹介していきます

タクミ

韓屋ってめちゃめちゃいいよねっ!
韓国文化をそのまま味わえるっていうか…

彼女

それより、日本の家って寒く感じるよね?

自然の材料で作られている

韓屋は主に木と土を使って作られています!

建物の柱、扉、窓、床に使われているのは木材。ほとんど加工せず、そのままの木の形を活かして使用しているっていう粋な建物(それが逆にオシャレ)

日本も古くから木材の建築を行ってきた国っていうのもあって、韓屋のどこか懐かしい雰囲気は木材をたくさん使っているからかもしれませんね(ちょっと日本っぽいっていうか…)

壁や屋根、床下に使われる土は、温度や湿度調節に優れた効果があります

通気性に優れていて、長期間マジで快適。こちらもほとんど加工せず、そのままの形や質感を活かし、建築に使われます

窓枠に使われているのは「韓紙(ハンジ)」という韓国伝統の紙!こちらは日本でいう障子と似ており、日光や通気の調節に役立ってるみたい

自然の材料で作られている韓屋!

”エコな建築物”として環境面から近年再び注目を集めていますっ(SDGsも重要だしね)

オンドル施設がある

韓国の厳しい寒さを乗り越えるために欠かせない暖房システム「オンドル」!

実は、韓国では韓屋の時代からオンドルが使われているんです(これなかった冬はマジで生活できん…)

オンドルは、床下で火を焚き、その熱と煙が床下のトンネルを通して行き渡り、部屋を温めるという韓国独自の床暖房(オンドル=床暖房です)

床が温かいのでヨーロッパのような暖炉がなくても、冬を快適に過ごすことができます

韓国の北部にあるほとんどの韓屋は、このオンドル施設を完備!床が温かいので布団を直接板の間に敷いて寝ても寒くないそうです

彼女

逆になんで日本には床暖房が浸透してないの?

タクミ

たしかにね…今住んでいる家にも欲しいよね

夏は涼しい

冬はオンドルであたたかい韓屋。でも、夏は板の間がひんやりして、涼しく過ごすことができるっていう優れもの!

韓屋は床が高く、地面から距離があります。これは地面の湿気を逃がすための構造(頭いい)

地面からの湿気と熱気を遮断して部屋の温度を下げてくれるみたいです

また、韓屋は真ん中に庭が作られています。この庭のおかげで風通しがよくなり、涼しい風が部屋に吹き込むようになります

冷房のない時代でも、部屋の扉を開けておくだけで夏場でも快適に過ごせたそうですよ(すごすぎ)

韓屋(ハノク)の歴史

韓国の歴史ドラマでも韓屋ってめちゃくちゃ登場しますよね

ここでは昔の韓屋のルールや規則をご紹介していきます

タクミ

こういう歴史って知っていくと楽しいよねっ

身分や性別によって部屋が分かれている

家族を大切にする文化のある韓国(これは日本より顕著な気がする)

親族同士の大家族となり1つの韓屋に住むのが一般的だったようです。そのため、同じ敷地内にはたくさんの部屋と離れがあります

使う部屋は身分と性別によって分かれていて、サラン房といわれる空間は身分の高い男性が、アン房といわれる空間は身分の高い女性が使用

中間の身分である召使などは、中門間(チュンムンガン)といわれる部屋を使用し、門から一番近い場所にある行廊房(ヘンランバン)は、一番下の身分である使用人が使用します

こんな感じで、身分や性別によって部屋ががっちり分かれていたようです

上流階級と庶民で違う韓屋

韓屋というと瓦屋根の建物のイメージが強いですが、藁葺の屋根の建物も韓屋の種類の1つです

一般的に上流階級の家は瓦屋根、庶民の家は藁葺の屋根であることが多く、身分により住む家の形態も大きく異なっていたことがうかがえますね

藁葺屋根の韓屋は土の壁であり、中は薄暗い雰囲気。一家で1つの建物を使っている場合が多かったようです

現在でも藁葺屋根の韓屋は残っており、全羅南道(チョルラナムド)の順天(スンチョン)市にある民俗村では藁葺屋根の韓屋でも宿泊体験もすることができます

楽安邑城民俗村に行きたい人はこちらへ

韓屋(ハノク)の現在

引用:Expedia 楽安邑城民俗村

韓国の伝統建築・韓屋は、韓国らしい風景に欠かせない建物で、海外からの観光客からも大人気ですっ!

韓屋の中を見学するなら、ツアーや宿泊体験が1番おすすめです

外国人を対象としたものもあり、日本語で説明が受けられる施設もたくさんありますよ

気軽に韓屋を体験するなら、韓屋をリノベーションしたカフェやレストランに行くっていうのも有りです

ソウルにある北村(プッチョン)韓屋村や益善洞(イクソンドン)韓屋村では、韓屋カフェやレストランが大人気です!韓国文化を気軽に味わえるし、ご飯も食べれるし。

韓国の伝統的な雰囲気と現代とのフュージョンがとってもおしゃれと話題です

韓国でチェーン展開するお店も韓屋風になっているので、散策しながら探すのもいいと思います

まとめ

今回は、韓国の伝統家屋である「韓屋(ハノク)」についてご紹介しました!

特徴はこの3つ!

  • 自然の材料で作られている
  • オンドル施設がある
  • 夏は涼しい

だけど、本当によく考えられていますよね(昔の人ってマジですごい…)

日本の伝統的な家屋と似ている部分もあれば、韓国ならではの文化を感じる部分もあって面白いですよね(個人的にこういうのは超好き)

ということで、新しくもどこか懐かしさを感じる韓屋の紹介でした

以上っ

最後まで読んでいただきありがとうございました