語学

【よく間違える】韓国語の「こそあど」이거(これ)그거 (それ)저거 (あれ)の日本との違いは?【初心者】

「韓国語の이거(これ)그거 (それ)저거 (あれ)の使い方が分からない…」

っていう人多いと思います(マジで)

彼女は日本に10年以上いるのですが、未だに「これ、それ、あれ」の使い方が100%理解できていないようです

僕もめちゃくちゃその気持ちわかります(僕も未だに訂正される)

というこで、今回は韓国語の基礎単語「이거(これ)그거 (それ)저거 (あれ)」の使い方や例文をご紹介していきます

韓国語の「こそあど」である頻出単語。日本語と韓国語ではニュアンスが少し違う部分もあるんです

口語・文語の違いや短縮形などもあわせて解説するので、韓国語初心者さんは是非参考にしてみてくださいね

タクミ

この表現のニュアンスは最初にぶつかる
壁だよねっ

彼女

本当に使い方が難しいの…

이거(これ)그거 (それ)저거 (あれ)の意味・例文

이거、그거 、저거は日本語の「これ」「それ」「あれ」にあたる言葉です

人ではなく「物」に使え、名前がわからないものを指す時にも使えます

表現の幅が広がる便利な単語ですね!

というわけで、それぞれの具体的な意味を例文も踏まえ説明していきますっ!

이거(これ)

「これ」にあたる”이거”は、<話し手> から近いものを指す時に使います

”이거”の読み方は「イゴ」で、ゴは「ガ」と「ゴ」のあいだくらいの音で発音するとネイティブっぽく聞こえます

例えば、

  • 이거 뭐예요?(イゴ ムォエヨ?) これはなんですか?
  • 이거를 주세요.(イゴ ジュセヨ) これをください
  • 이거는 책이에요.(イゴ チェギエヨ) これは本です

っていう感じです

그거 (それ)

「それ」にあたる”그거 “は、<聞き手> から近いものを指す時に使います

”그거 “の読み方は「クゴ」で、クは口を横に開きながら発音すると完璧!

ゴは「ガ」と「ゴ」のあいだくらいの音で発音するイメージです

例文

  • 그거  귀엽네요.(クゴ キヨpネヨ) それ可愛いですね
  • 그거는  어때요?(クゴヌン オッテヨ?) それはどうですか?
  • 그거는  신분증입니다.(クゴヌン シンブンチュンイムニダ) それは身分証明書です

です

저거 (あれ)

「あれ」にあたる”저거”は、<聞き手からも話し手からも離れたもの> を指す時に使います

“저거”の読み方は「チョゴ」で、チョは「チャ」と「チョ」のあいだの音、ゴは「ガ」と「ゴ」のあいだの音を目指して発音するとネイティブっぽく聞こえます

例えば、

  • 저거는 자전거입니다.(チョゴヌン チャジョンゴイムニダ) あれは自転車です
  • 저거는 우리회사 건물이예요.(チョゴヌン ウリフィサ コンムリエヨ) あれはうちの会社の建物です
  • 저거 맞아?(チョゴ マジャ?) あれで合ってる?

っていう感じです

文語では「이것,그것,저것」

話すときは「이거、그거 、저거」と使いますが、文章に書く時は「이것,그것,저것」を使います(ココ重要)

“ㅅ”がつくことでより丁寧な印象になります!パッチムがあるので、あとに「은(〜は)」、「을(〜を)」、「이(〜が)」などが続くと発音は変化しますねっ

例えば、

  • 이것은 모자입니다.(イゴスン モジャイムニダ) これは帽子です。
  • 그것이 무엇입니까?(クゴシ ムォッイムニッカ?) それはなんでしょうか?
  • 이것 말고 저것을 주세요.(イゴッ マルゴ チョゴスル ジュセヨ) これではなくあれをください

っていう感じです

まぁ、日本語と違うニュアンスなので頭で考えるのもぶっちゃけ難しいですよね

なので結局は慣れな気がします(元も子もない)

그거 (それ)저거 (あれ)は日本語と感覚が違う!?

日本語は、少し遠くにあるものは「それ」、さらに遠くにあるものは「あれ」と距離によって使い分けますが、韓国語では少し感覚が違います(これむずい)

韓国語の「그거」「저거」の使い分けは、“目に見えているか” どうかがポイント!

想像や思い出などの目に見えないものには「그거」、目に見えているものは「저거」を使います

例えば、過去の話などをしているなど目に見えていないものを思い出す時、日本語では

「あれ名前なんだっけ?」と言いますが、韓国語では

  • 그거는 이름  뭐였지?(クゴヌン イルン ムォヨッジ?)」

などと「그거」を使います

目に見えるか見えないかは実物でなくてもOK!テレビなどを見ている時「あの人かっこいい!」というときは、

  • 사람 멋있다!(チョサラン モシッタ!)」

などと日本語と同じように言います

このニュアンスの違いをマスターしておくと、グッと韓国語が上手に聞こえます

中級・上級にステップアップしていくために抑えておきたいポイントですので、注意して使ってみてくださいっ!

【応用編】이거(これ)그거 (それ)저거 (あれ)の短縮形

日常会話では、이거、그거 、저거や이것、그것、저것を短縮した形がよく使われます

短縮形もあわせて覚えておいた方が圧倒的に便利なので書いておきます

【これは・それは・あれは】

一般表現短縮形
これは이거는(イゴヌン)이건(イゴン)
それは그거는(クゴヌン)그건(クゴン)
あれは저거는 (チョゴヌン)저건(チョゴン)

“ヌ” はもう言わないみたいです

そっちの方が全然言いやすいけど、ハッキリ伝えようと思ったら一般表現の方が伝わるような気がしてます(笑)

【これが・それが・あれが】

一般表現短縮形
これが이것이(イゴシ)이게(イゲ)
それが그것이(クゴシ)그게(クゲ)
あれが저것이(チョゴシ)저게(チョゲ)

会話の時では基本短縮形の方を使うことが多いです

彼女と話してても、「그것이(クゴシ)」とか「저것이(チョゴシ)」とかはほとんど使わないです

【これを・それを・あれを】

一般表現短縮形
これを이거를(イゴルr)이걸(イゴr)
それを그거를(クゴルr)그걸(クゴr)
あれを저거를(チョゴルr)저걸(チョゴr)

”r” は気持ち「ル」を言う感じですね(巻き舌で)

タクミ

短縮形で話せば、ネイティブっぽく
なるよっ

まとめ:ごめん、結局は慣れな気がします!

今回は、韓国の基礎、そして頻出単語である「이거(これ)그거 (それ)저거 (あれ)」について詳しく解説しましたっ!

「こそあど」を知っていると、韓国旅行でもかなり便利ですし、注文も指差ししながらスムーズに行えるようになりますよ

「그거 (それ)」と「저거 (あれ)」は韓国語と日本語で若干感覚が異なるので注意しながら使うようにしてみてくださいっ

使っていれば感覚がつかめてくると思います

もう一度言いますが、結局は慣れですね!

以上っ

最後まで読んでいただきありがとうございました