タクミです
めちゃくちゃ久しぶりに書評とか書く気がします
別にね、今まで本読んでなかったわけじゃないよ
忘れてたわけでもないんだけど、なんか投稿してませんでしたね
でも、また本屋で面白いタイトルの本があったので購入しちゃいました
『世界から猫が消えたなら』
・・・・どうなるの?猫アレルギーがなくなるんですか?的なアホなイメージ持ってます
ということでさっそくレビュー
(ちなみに久々に小説も読みました)
読書が苦手だけど、本を読むような人になりたいって人にオススメ!
僕は読書がマジで嫌いでしたが、コロナで家にいる時間が多くなったせいでめちゃくちゃ読むようになりました
で、なんとなくこの本って読書嫌いの人でも読みやすいんじゃないかな~って思って・・・(勝手にレビューしてます(小声))
まぁ、理由は次の3つ
- 理由①:登場人物が少ない(ほとんど主人公と猫と悪魔)
- 理由②:ストーリーは非現実的だけど、内容はシンプル
- 理由③:ページ数も200Pちょっとしかない
“本” なんて合う合わないだけど、この本は読みやすいね~
おおまかなあらすじ
一旦、あらすじだけ書いときまーす
郵便配達員として働く三十歳の僕。ちょっと映画オタク。猫とふたり暮らし。そんな僕がある日突然、脳腫瘍で余命わずかであることを宣告される。絶望的な気分で家に帰ってくると、自分とまったく同じ姿をした男が待っていた。その男は自分が悪魔だと言い、「この世界から何かを消す。その代わりにあなたは一日だけ命を得る」という奇妙な取引を持ち掛けてきた。僕は生きるために、消すことを決めた。電話、映画、時計・・・・・・僕の命と引き換えに、世界からモノが消えていく。僕と猫と悪魔の七日間が始まった。(以下、省略)
引用:川村元気著 「世界から猫が消えたなら」 表4
タイトルから想像できるような、猫が全滅するような話ではなさそう
(とりあえずホッとしたし、なんか面白そうやん?!)
この本を読んだら、色々考えさせられた
タイトルに興味が沸いて、いつもようにノリと勢いで購入した本だったのに・・・めちゃくちゃ考えさせられました
“何か” があるという当たり前は実はすごいことなのかもしれない
あらすじにも書いてある通り、自分の命と引き換えに何かを世界から消さないといけないという状況に置かれる主人公
僕だったら何を消すんだろうか?
主人公は、電話とか時計を消してたけど、今の僕にはどっちも必要不可欠なんだよなー。無いと生活にならないと思うし
マジで迷う
(ちなみに消すものは悪魔の許可が必要だから、壁のシミとか嫌いな誰誰とかはナシみたい)
今現在、当たり前のように世の中にあるもので不要なモノってなんだろう・・・なくねっ?
意外と我々は “どんな環境” にも対応できる
ある時、主人公は世の中から電話を消すことを選択します
でも、もし実際の世界から電話が消えたら普通にみんな困らん?
周りの人とコンタクトも取れないし、iPhoneで音楽も聴けない
今の世の中は尚更携帯依存が顕著なのに、電話がなくなったらカオスになるよ間違いなく
だけどさー、コロナが世界中で蔓延して生活がニューノーマル化しても、あらゆるサービスの誕生によって、我々もこの生活に慣れつつあるような気がする(分からないけど、意外と実際に電話が無くなっても別の方法を見出したりして)
仕事でもそうだけど、こういう環境下で結果が出なくても【自分(もしくはチーム)で解決策を見つける】努力はし続けなきゃいけないってことだよね
(とはいっても、できるものとできないものはある気がする・・・(笑))
それでも譲れないものはある
とは言いつつ、「命のためにすべてを消す」のかって問われると・・・
う~ん・・・果たしてそうなのか・・・
絶対に残したいもの=命と等価なもの?
そうとは限らない気がする
等価じゃなくても命と切り離せないものなのか、もしくは命より大切なものなのか・・・
考えても答えが出そうにないけど、自分にとって “何が重要なのか” の優先順位をつける必要があるのかもしれない
です!
まとめ
いや~こんな展開になるとは!
不覚にも最後はなんか泣きそうになっちゃいましたよ
軽くサクッと読むつもりが、結構没頭して一瞬で読み終わりました
内容もシンプルだし読みやすかったです(本日2回目?)
読書嫌いの人もぜひ、騙されたと思って一度読んでみてください(本当に騙してたらすみません)
ということで、風呂に入りながら僕も今後のこととか色々考えます!
以上っ
最後まで読んでいただきありがとうございました